長浜ドーム杯2024 女子中学生チームが凄すぎる件

●試合の見どころ

注目すべきプレーヤーは、緑シャツの2人です。
とにかく前衛がよく仕掛けて球をきれいにさばいているプレーが印象的な試合でした。なぜここまで前衛が球をさげけるのか。
そこにはある3つの秘密があります。

●ポイントは3つ、後衛の攻めと前衛の読み、それと秘孔

まずはじめに緑シャツの後衛が仕掛けます。

これは前衛の頭を超える中ロブの場面。つなぐロブではなく、攻める中ロブです。この他にも鋭くネット際に落とすカットボールや相手バックに攻める強めのシュートボール、後衛側へのツイスト、秘孔をつくボールがあります。

この緑シャツのペアはまずは後衛が攻撃的なボールを打つことから仕掛けがはじまります。
2番目の仕掛けは、前衛の読みです。

後衛から繰り出される攻めたボールに対して、その後、ボールがどこに飛ぶのかを前衛が高い精度で読んでアプローチします。

そのためには、まずはじめにボールへの寄せがあります。後衛が打ち分けたコースに対して、素早く正確にポジショニングしています。そして、じっくり相手後衛が取りに行く姿勢を洞察、瞬時に次に飛んでくるボールの軌道を読みます。

当然攻められたボールに対して、生きた球は返ってこないので、ある程度ボールの勢いが死んでいるため、前衛はボールを余裕をもって処理できます。

●最後に秘孔

秘孔とは、空いているスペースにボールを打って、一撃必殺もしくは相手が必死になって取らなければいけないゾーンのことです。

上の画像の紺色シャツの後衛を見てわかる通り、逆サイドへ必死に球を追いかけているシーンが読み取れます。

決してこのロブだけでポイントが取れるわけではないのですが、こうやって常に相手の秘孔をついていくことで、相手プレーヤーは精神を削られて徐々に焦りと疲労からミスが出るようになります。

ゲーム後半では、紺シャツペアがいつもなら何でもない球をネットにかけてしまうような凡ミスも見られました。

緑シャツの後衛は相手の秘孔(一撃必殺またはそれに近いゾーン)が常に見えた状態で戦っています。かなりレベルの高い選手だと感じました。

また緑シャツ前衛もその返球が打たれたあとどのような球が返ってくるのかをきっちり見分けられる選手でした。2秒先、3秒先にどんな球が返ってくるのかを知っているからこそ、ボールを自信を持ってさばけるのです。

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