20250531-0601 県総体 6位

あやか、3年生最後にインターハイ出場おめでとうございます!よくこれまでがんばったね!5回戦の試合について解説していくので、参考にしてください。

相手の打つコースを紐解く

これね、この球を決めて相手が調子づいたね。これは止められないのは仕方ないね。センター守ってたんだろうね。

問題はなぜここを狙われたのか?ということね。

まず永田の立っている位置がベースラインより前だね。ネットに近い。この場合、ほとんど狙われるよね。

前衛はボールが近いとき、とっさ的に狙われると思うよね。距離近いから相手からすると点取りやすいからね。

あとはどこに打たれるか?普通に球が早いから、あとは賭けの要素はあるね

こんなとき、うまい選手になればなるほど自分を避けて打ってくる。大抵の場合だけど。

相手後衛の性格にもよるけど、女子の場合はほとんど避けて通そうとすると思う。男子はぶつけてくるけど。

だから確率的に「狙われる」×「自分を避けて」となるわけだ。

仮に中本の方に打たれても、それは無視できるとすると、削除法で逆クロの位置が想像できるわけ

それを瞬間的に頭の中で答えを出して、あとはその確率的に高く相手が打ちそうなコースを守るというわけですね

もっとうまい人、例えば塚本前川みたいな人になると、さらに上を行く

普通なら人のいない、空いているコースに前衛が読んで動くことを見越して、あえて前衛が動いた後いなくなるスペースを狙うわけやね

ななみちゃんがセンターをよく狙うのは、その理屈のためやね

クロスのポーチされる場所に前衛が動くことを見越して、前衛が動いた後いなくなるスペースのセンターを狙うわけね

だから、どのレベルの後衛なのかを試合の中で判断して、それに応じて読みをマッチさせないといけない

今回の永田はそこのレベルではない。波多はひょっとしてそのレベルになる子かもしれんな

なぜかというと、フォローがピカ一やから。フォローは相手の動きの3秒先を瞬間的に読んで動く必要あるからね

チグハグな動きをこれで解決します

まずはこの画像を見てほしい。

この姿勢の子は、どんな球を返球するか想像できますか?

これは簡単やね。では、こちらはどうですか?

この画像ではどんな球を返球するでしょうか?わかりますか?

では、こちらはどうですか?

まだまだありますよ

まだある

もういっちょ

ラスト

どこに球が飛んでくるか、という話なんだけど、

これ静止画像で見るからわかりやすいじゃん?相手は動いているからそんなところ見れないじゃんって思ってるでしょ?

これ全部答えはロブなんだけど、わかるわけないじゃん?静止画像だからわかるんじゃんってことだよね

では、これだったらどうでしょう?

「相手がベースラインより後ろで打とうとしている」・・・?

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手がベースラインより後ろで打とうとしている」・・・もしかして

「ラケットが下から」×「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手がベースラインより後ろで打とうとしている」

これだったら、ロブ確定ってなるでしょ、なるよね

じゃ、これだったら?

「相手が若干振り遅れている」×「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手がベースラインより後ろで打とうとしている」

・・・引っ張り切れないからストレートに球が飛んでくるって思わない?

じゃ、これだったら?

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手がベースラインより後ろで打とうとしている」×「体重が軸足に乗ったまま打とうとしている」

渾身のシュートボールをシュートボールで打ち返すのは、まあまあネットにかかるからロブで返したいよね?

ベースラインより後ろで打とうとしているということは、ネットより距離があるからロブで返さないと球が短くなるよね?

体重が軸足のままってことはロブの可能性高いよね?

だから、相手は上に上げようとしている確定となるわけ。

前衛がネットに立って、初めに入ってくる情報は何?わかる?

自分の後衛が余裕を持って打とうとしているかどうか情報だよね。

余裕があれば、シュートもロブも好きなように打てる、逆に余裕がなければ、ロブを打つ可能性が高くなる

だから、まずは自分の後衛が余裕があるかないかを知る必要があるね

その時点で度の球が飛ぶのか絞れてくる。でもシュートかロブかどちらも打てるからまだわからないよね

次に入ってくる情報は何かな?

そう、打撃音。中本みたいにバコーンって聞こえたらシュートボールだし、音が小さければロブやカットの可能性がある

でもまだわからないよね。

次に入ってくる情報は何かな?そう、相手前衛の動きだね

相手前衛がロブを追いかけようとしていれば、自分の後衛がロブを打ってるし、

相手前衛がポーチに出ようとしていれば、自分の後衛がシュートボールを打っている。

で、ここまでの情報を元に、次の展開がわかってくる。

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」となった場合、確率的にロブで返球するが

一番確率が高くなる。でもこれだけだとまだ精度が低いから

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」×「球が深いところにある」

これだと十中八九ロブで返球されるよね。

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」×「球が短くてラケットが下から出てきそう」

これも十中八九、球が上がってくるよね

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」×「相手が低い姿勢でラケットが縦面で出てる」

これも十中八九、球が上がってくるよね

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」×「相手が踏ん張って軸足を溜めている」

これだとシュートボールが飛んできそうだね。どこに飛ぶんだろう?

「自分の後衛が渾身のシュートボールを打った」×「相手のバックコースに」×「相手が踏ん張って軸足を溜めている」×「打点前で振り抜こうとしている」

これだと、引っ張りそうだよね

これでわかったように、チグハグな動きをする前衛は、情報が点になっていることが多い

1つ1つの情報を線で理解できるようになると、相手がどこに打とうとしているのかが精度よくわかるようになるよね

相手の踏み込み足がどっちかとか、どっちを見ているのかとか、その前にどこで決めたのか?決められたのかとか

打ったで終わらずに、そこに打って何がしたいかを考える

どっちか知らんけど(たぶん波多)、相手のカットサーブをあやかがツイスト気味に返したシーン。

相手が必死になってボールを拾おうとしている姿がよくわかるよね。

このあとどうなった?あやかは相手が必死に拾ったボールをボーっと見て中本取ってオーラを出していた

????????意味わからん

あやかは相手が必死こいてボールを拾いに来る波多が視界に入っているよね?

わー、あいつ足はえーわって感心してた?

じゃ、次どんな球が上がってくるん?アタック?シュート?

なわけないやん。ふわーっと上がってくるやろ。どんな球か大体わかるやん

早いボールじゃないことは確定だよね

だったら、どうする?ふわーっと上がった球を中本お願いですか?

普通相手見てたら、前に詰めすぎずに上がってくる球待つやろ

上がった瞬間前に詰めて叩こうとするやろ、ちょっとずれたぐらいやったら、相手にそのままぶつけるイメージで叩くやろ

だから、動きが線になってないんやって。思考が単発で終わってるやって。

センターの球見送り事件

センターはセンターでも見送っていい場面がある。それは見送っても後衛がフォアで打てる場合。

例えば、初心者の子が後衛だった場合、たいていの子はフォアは打てるけどバックは苦手な子が多いでしょ

そんなとき、センターの球を見送って後衛がバックで打ったらミスって終わるじゃん

だから、前衛の役割はなるべくフォアで打たせようとすることが大事になるわけやん

それは中本かって同じやと思う。だからセンター見送って中本のバックになるときはなるべく前衛がその球をフォローしてあげるのが筋やと思う

例えばこの場面

これカットで曲げて返球してるから難しいけど、球はあやかと中本の間をグインって曲げて返している

これは曲げているから仕方ないけど、シュートボールでも今のあやかは触らないと思う

サイドを守りたい気持ちもわかる

コースをふさいだ位置に立つとか、そこからサイドによるとか何かしたほうがいい

結局この場面は中本が返したけど、点は取られている

ポジショニングの重要性

このポジションはよかった

比率は悪いけど、左側が空いているように見せて誘っている

この位置からスタートする弱点はライン際は取れない

でも、大抵はうまく行くと思う。相手がベースラインより後ろから打っているから絞るタイミングもよかった

これもさっきと同じようなポジショニングしているけど、抜かれてしまった。

さっきとの違いは、相手がネットに近い場所から打っているという事。

その分、同じような位置に立ってスタートしても追いつかない。

だから、最初のポジショニングが若干もっとサイド寄りじゃないといけない。微妙だけどね。

ポーチを絞るときは短い球はダメだということ。

球が短いと前衛の動きも丸見えだし、そもそも球に追いつかない可能性が高いよね。

ベースライン付近もしくは、ベースラインより後ろだとスペース空けてポーチに出ても十分追いつくね

以上

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